• SantilloFrancesco

(5)GGとは?

「ジョルジェット・ジュジャーロは、言うまでもなく天才。

僕のような新人の意見でも、よいと思えば認めてくれる

深い懐。技術あってのデザイン。飾るだけのデザインは

しない。クルマのデザインって、意外と窮屈で制約が

多いんだ。カーデザイナーは、パッケージからから

はみ出さないデザイン力が必要。

たとえば、見た目はコンパクトでも、容量は大きく。」

フランコさん、本当にGGを尊敬してるんだね。


Ferrari612のスカリエッティがベーズのFerrari GG50。

スカリエッティより全長は短いけれど、燃料タンクの配置を

リアシート後ろからトランク下へ移して、容量はそのままを

保ちながらコンパクトに見せている。さすがGG。


コンパクトがいいのはクルマだけではなく組織も同じ。

1台のクルマに大勢で携わると、そのクルマの個性は

乏しくなるし、出来の良し悪しの責任の所在が曖昧になる。

後にフランコさんは、そのことを思い知らされる。


NEP-D

http://www.nep-d.com

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(1)転職の理由

フランコさんは、現在に至るまで何度も転職をしている。 ヨーロッパでは、転職をすることは、その会社の 良いところを巻き取って、次へ移っていくキャリアアップ。 「日本では、ネガティブイメージなんだ。」 僕だって、彼の転職のたびに 「どうなっちゃうんだろう、僕たち」 と不安に思ったものだ。 イタリア人のフランコさんが、どうして転職をし、 日本で起業するに至ったか。 日本人には新鮮かもしれない・・・とネコ

(2)2社目 イタルデザイン

1991年5月フランコさんは晴れてイタルの一員となった。 南出身のデザイナーは、珍しい存在だったけれど、 外国人も多いから気にはされなかった。 スペイン人、韓国人、そして日本人も2人いた。 イタルで働くカーデザイナーは、常時12,3人くらいしかいない。 それだけの人数で、世界中のクルマをデザインしていた。 3プロジェクト並行は当たり前。一人ですべての工程をこなす。 「イタリア人は働かないって日本人