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  • 執筆者の写真SantilloFrancesco

(18)イタリアのカーデザインの現場

「イタリアのコンシューマーは、デザインが悪いものには

見向きもしない。」たとえそれが以前売れていたクルマでも、

新車のデザインが悪ければさっさと違うメーカーに乗り換える。

美しくないものを1分1秒たりとも所有していたくないからだ。

カルチョ(サッカー)でも同じ。

昨日、いいパフォーマンスを見せて活躍した選手も、

今日ミスをして試合を落とせば、非難を浴びる。

とても厳しい環境の中で、デザイナーは生きているのだ。


「最近はわからないけれど、レンダリングに時間をかけない。」

レンダリングに時間をかけるということは、

時間をかけて聖書を清書するようなもの。

字(レンダリング)はうまくなるけれど文章(デザイン)は

うまくならない。


「意外かもしれないけれど、イタリアではチームプレーを

重視するよ。といっても少人数だけど。」

人数が多いとまとまらないのもイタリア。

転職も当たり前で、様々な経験を持つ人たちが集まっている。


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