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  • 執筆者の写真SantilloFrancesco

(2)会社事情その1

フランコさんから興味深いことを聞いた。


「イタリアと日本では、会社のイメージが

ずいぶん違うんだ。」


イタリアから見た日本の会社のイメージは、

バリバリ働く忠犬(誉めています)。

ところが、仕事中や会議中に、ウトウトしている

怠け猫(なぜネコ?)もいるんだって。

従業員解雇の厳しいイタリアでも、仕事中の居眠りは

即解雇なのに。


「僕は人とコミュニケーションを図りながら

アイデアを生んでいく。なのに話をしているのが目立つ

(大声で変な英語だから?)から、“サボっている”と

言われたんだ。」


机に向かってキーボード叩いていれば仕事、

じゃぁないよね。


「仕事が分業化されていて、担当者が休むと途端に

わからなくなってしまうんだ。イタリアでは、

3人くらいのチームでこなしているから、

一人いなくても会社は回るよ。

長い休暇制度があるからかなぁ。」


長期でお休みするのが前提だから、

チームでやらないと会社全体として仕事が回らないんだ。


NEP-D

http://www.nep-d.com

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フランコさんは、3年くらいごとに勤め先を変えた。 飽きっぽいわけでも、いい加減なわけでもない。 「今の会社がいやだからと転職しても、問題は同じさ。 カーデザイナーとしての経験を積みたかったんだ。」 デザイン会社、メーカーのどちらも経験した。 イタリアだけでなく、クルマの国日本でも企業勤めができた。 コンセプトを明確に打ち出すことのできるデザイン会社、 企画から参加できるメーカー。どちらにもそれぞれ

「日本とイタリアの会社のデザイナーの違いと言えばね。」 日本では転職が少ない。 他社デザイナーとの交流の機会が多いわりに人的流動は少ない。 マネージャーのスパンが短い。 当然だけど、マネージャーによって仕事の進め方や 評価基準が異なる。 初めて契約社員として働いた僕は、上が変わるたびに 右往左往する経験をした。 契約社員は仕事の評価で契約の更新をするかしないか 決まってくるので、マネージャースパン

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