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  • 執筆者の写真SantilloFrancesco

(13)準備 拠点

「一番悩んだのが、どこを拠点にするか」


トリノ!


「だから、日本なんだってば」


。。。


「トヨタ時代に5年過ごし、また子猫の実家のある

名古屋へ帰るつもりだったんだ」


それがそうして横浜に?


「僕がホンダに勤めて1年後、横浜にやってきた子猫は

会社勤めを始めたんだ」


どんな会社?


「ソフトウェア開発会社」


へー。


「一度遊びに行ったんだ。そうしたらとても環境がよくて」


東京に近くて都会なんでしょう?


「汽笛聞こえ、かもめ乱舞!ネコいっぱい!」


おー、僕たちネコの住みやすい街は、

人間にとっても住みやすい街に違いない!

かわいい子猫ちゃんたちがいっぱいいるの?

僕も日本へ行こうかな?


「野良なのに、毛並みもよくて体も大きいんだ。

鳩も丸々太ってるよ!」


いいもの食べてるな、きっと。

(だからフランコさんも太っちゃったんだ・・・)



「飲食店の人たちがみんなでネコを大事にしているんだ。

夕方店が開くころ、玄関前でドアが開くのを待っているよ」


NEP-D

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フランコさんは、3年くらいごとに勤め先を変えた。 飽きっぽいわけでも、いい加減なわけでもない。 「今の会社がいやだからと転職しても、問題は同じさ。 カーデザイナーとしての経験を積みたかったんだ。」 デザイン会社、メーカーのどちらも経験した。 イタリアだけでなく、クルマの国日本でも企業勤めができた。 コンセプトを明確に打ち出すことのできるデザイン会社、 企画から参加できるメーカー。どちらにもそれぞれ

フランコさんから興味深いことを聞いた。 「イタリアと日本では、会社のイメージが ずいぶん違うんだ。」 イタリアから見た日本の会社のイメージは、 バリバリ働く忠犬(誉めています)。 ところが、仕事中や会議中に、ウトウトしている 怠け猫(なぜネコ?)もいるんだって。 従業員解雇の厳しいイタリアでも、仕事中の居眠りは 即解雇なのに。 「僕は人とコミュニケーションを図りながら アイデアを生んでいく。なのに

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