• SantilloFrancesco

(17)日本のカーデザインの現場4

若い日本メーカーのカーデザイナーは、

フルモデル製作の経験が少なすぎる。

最近は、経費削減でモデル製作から3Dデータ化へ

移行している。猫にとっても人間にとっても、

感触というのは物を認識する機能。

リアルサイズでモデルを製作し、

実際に見て触ってみることは、

PC画面で見るのとくらべれば雲泥の差だ。


モデル製作以前に、手描きスケッチの機会が少なすぎる。

いまでは「手描きは古いスタイル」といわんばかり。

トヨタでもホンダでもドラフトテーブルを使っていたのは、

フランコさん一人。ペンタブレットでPCに描いても、

ペンで紙に描いても同じ、と思うかも知れない。

けれど描き直す際に違いがでる。

ペンタブレットでは間違えたり、気に入らなければ

その部分だけ消去、変更することができる。

しかし手描きは、また一から描き直さなければならない。

絵がうまくなりたかったら、

手描きスケッチをたくさんこなすこと。

その後に、PCの操作を勉強する。


NEP-D

http://www.nep-d.com

19回の閲覧

最新記事

すべて表示

(1)転職の理由

フランコさんは、現在に至るまで何度も転職をしている。 ヨーロッパでは、転職をすることは、その会社の 良いところを巻き取って、次へ移っていくキャリアアップ。 「日本では、ネガティブイメージなんだ。」 僕だって、彼の転職のたびに 「どうなっちゃうんだろう、僕たち」 と不安に思ったものだ。 イタリア人のフランコさんが、どうして転職をし、 日本で起業するに至ったか。 日本人には新鮮かもしれない・・・とネコ

(2)2社目 イタルデザイン

1991年5月フランコさんは晴れてイタルの一員となった。 南出身のデザイナーは、珍しい存在だったけれど、 外国人も多いから気にはされなかった。 スペイン人、韓国人、そして日本人も2人いた。 イタルで働くカーデザイナーは、常時12,3人くらいしかいない。 それだけの人数で、世界中のクルマをデザインしていた。 3プロジェクト並行は当たり前。一人ですべての工程をこなす。 「イタリア人は働かないって日本人